第8回アジア男子ソフトボール選手権大会
(第12回世界男子ソフトボール選手権大会アジア地区予選)
開催地:福岡県北九州市 三萩野球場
大会期日:2006年11月2日(木)?5日(日)






決勝最終順位表
優勝
日本
準優勝
フィリピン
3位
インドネシア
4位
香港
5位
タイ
6位
マレーシア
7位
シンガポール
8位
ブルネイ
 

【個人表彰】

MVP

小野 洋平
(打率6割4分7厘・本塁打7・打点16)

最優秀打撃賞

山崎 泰稔
(打率6割4分3厘・本塁打3・打点13)

最優秀投手賞

村里 和貴
(3勝0敗・防御率0・00)

優秀選手賞

溝口弘一郎
(打率3割5分7厘・本塁打2・打点6)




※優秀選手賞は各チームから1名選出

注:山崎選手の「崎」は正しくは大の部分に立が入る






■組合せ
A グループ 日本、インドネシア、タイ、ブルネイ
B グループ フィリピン、香港、シンガポール、マレーシア

  期日 No. 対戦カード  
予選
リーグ
<第1日目>
11月2日(木)
1 香港 vs シンガポール  
2 タイ vs 日本  
3 インドネシア vs ブルネイ  
4 フィリピン vs マレーシア  
5 タイ vs ブルネイ  
6 香港 vs マレーシア  
<第2日目>
11月3日(金)
7 香港 vs フィリピン  
8 タイ vs インドネシア  
9 シンガポール vs マレーシア  
10 日本 vs ブルネイ  
11 シンガポール vs フィリピン  
12 日本 vs インドネシア  
順位
決定戦
<第3日目>
11月4日(土)
13 Aグループ4位
ブルネイ
vs Bグループ4位
マレーシア
8位決定
14 Aグループ2位
インドネシア
vs Bグループ2位
香港
4位決定
15 Aグループ3位
タイ
vs Bグループ3位
シンガポール
 
16 Aグループ1位
日本
vs Bグループ1位
フィリピン
 
<第4日目>
11月5日(日)
17 ?13の勝者
マレーシア
vs ?15の敗者
シンガポール
7位決定
18 ?14の勝者
インドネシア
vs ?16の敗者
フィリピン
3位決定
19 ?15の勝者
タイ
vs ?17の勝者
マレーシア
5・6位決定
20 ?16の勝者
日本
vs ?18の勝者
フィリピン
1・2位決定






■大会第1日:11月2日(木) [予選リーグ第1戦:日本 vs タイ]

▲日本は初回、主砲・小野のスリーランで先制!


▲投手陣も継投策でタイ打線を
ノーヒットに抑え込んだ

 福岡県北九州市・北九州市民球場、三萩野球場を会場に、第8回アジア男子選手権が開幕した。この大会にはフィリピン、タイ、シンガポール、ブルネイ、マレーシア、インドネシア、香港、そして日本の8カ国が参加。この8カ国をまず2つのグループに振り分け、シングルラウンドロビン(1回戦総当たり)の予選リーグを行い、予選リーグの順位に基づき、順位決定戦(敗者復活戦を含むトーナメント)を実施。最終順位を決定する試合方式がとられている。  また、この大会は2009年にカナダ・サスカツーンで開催が予定されている第12回世界男子選手権大会のアジア地区予選を兼ねており、上位3チームには世界選手権の出場権が与えられることになる。
 日本はインドネシア、タイ、ブルネイと同じ予選Aグループ。残るフィリピン、シンガポール、マレーシアが予選Bグループに振り分けられ、まずは予選リーグを戦うことになった。
 日本の初戦の相手はタイ。日本は、過去このアジア選手権で3連覇を飾っており、無敗はもちろん1点も取られることなく優勝するという「完全優勝での4連覇」を目標とするだけに、その滑り出しが注目された。
 先攻の日本は初回、敵失、四球などで一死一・三塁の先制機をつかみ、4番・小野が先制のスリーラン。「若き主砲」の豪快な一発で先制すると、5番・枦山が負けじとライトへソロ本塁打。二死後、8番・坂井にもツーランが飛び出すなど、打者11人を送る猛攻でこの回大量7点を先制した。続く2回表には、6番・溝口がライトへツーランを放ち、3回表には再び打者11人を送る猛攻。5本の長短打を集中して7点を加え、4回表にも3番・石村がライトへツーラン。15安打・18得点の猛攻でタイを一蹴した。
 守っては、飯田、村里、浜口、中島、高橋とすべての投手を起用する余裕の投手リレー。タイをノーヒットに抑え込み、まずは順調に1勝目を挙げた。


  1 2 3 4
日    本 7 2 7 2 18
タ    イ 0 0 0 0 0
※大会規定により4回得点差コールド
(日)飯田(1回)・○村里(1回)・浜口(1回)・中島(2/3回)・高橋(1/3回)−山崎(3回)・小野(1回)
〔本塁打〕小野、枦山、坂井、、溝口、石村
〔三塁打〕石村、小野
〔二塁打〕塚本、西尾(2)、石村

◇予選リーグ第1戦(タイ戦)スターティングラインアップ


1番・レフト    西尾 健作(西日本シロアリ)
2番・センター   鈴木 周平(大阪ツヅキグローバル)
3番・ライト    石村  寛(大阪ツヅキグローバル)
4番・DP     小野 洋平(高知パシフィックウェーブ)
5番・ショート   枦山 竜児(西日本シロアリ)
6番・ファースト  溝口弘一郎(Neo長崎)
7番・キャッチャー 山崎 泰稔(西日本シロアリ)
8番・サード    坂井 貴之(USC浦安)
9番・セカンド   塚本 正和(日新製鋼)
DEFO(ピッチャー) 飯田 邦彦(日新製鋼)

※選手交代
2回裏 飯田OUT→村里 和貴 (デンソー) IN ※投手交代
  枦山OUT→西森  雄 (トヨタ自動車) IN ※ショートの守備に入る
3回表 鈴木OUT→横山  拓 (西日本シロアリ) IN ※代打
  溝口OUT→田中紘一郎 (ダイワアクト) IN ※代打
3回裏 村里OUT→浜口 辰也 (ホンダエンジニアリング) IN ※投手交代
  代打の横山がセンター、田中がファーストの守備に入る
4回表 浜口OUT→中島 幸紀 (ホンダエンジニアリング) IN ※投手交代
  中島OUT→高橋 速水 (日本体育大) IN ※投手交代
  キャッチャー・山崎が退き、DP・小野がキャッチャーの守備に入る






■大会第2日:11月3日(金) [予選リーグ第2戦:日本 vs ブルネイ]

▲先制のタイムリースリベースを放った枦山

▲チーム最年少の高橋が先発
 予選リーグ第2戦、日本はすでにインドネシア、タイに連敗し、Aグループ最下位が決定的なブルネイと対戦した。
 先攻の日本は初回、1番・西尾が四球で出塁。2番・横山の送りバントが内野安打となる間に、一塁走者・西尾が好判断で一気に三塁へ進塁。無死一・三塁とすると、3番・枦山がレフト線へタイムリースリーベース。さらに4番・小野が今大会第2号となるホームランをレフトスタンドへ叩き込み、2点を追加。これで勢いに乗った日本はこの回打者13人を送る猛攻。いきなり大量9点を奪い、2回表にも4番・小野のこの試合2本目となる本塁打を含む長短8安打を集中。13点を追加し、3回表にも4番・小野がこの試合3本目となる本塁打を放つなど、4点を追加。17安打・26得点と打ちまくり、一方的な試合展開となった。
 守っては、先発・高橋、2番手・中島、3番手・飯田がそれぞれ1イニングずつを無失点に抑え、3回コールドで2勝目を挙げた。


1 2 3
日    本 9 13 4 26
ブルネイ 0 0 0 0
※大会規定により3回得点差コールド
(日)高橋(1回)・○中島(1回)・飯田(1回)−小野(3回)
〔本塁打〕小野(3)、西尾、山崎
〔三塁打〕枦山、横山
〔二塁打〕田中、山崎

◇予選リーグ第2戦(ブルネイ戦)スターティングラインアップ


1番・レフト    西尾 健作(西日本シロアリ)
2番・センター   横山  拓(西日本シロアリ)
3番・ショート   枦山 竜児(西日本シロアリ)
4番・キャッチャー 小野 洋平(高知パシフィックウェーブ)
5番・ファースト  溝口弘一郎(Neo長崎)
6番・ライト    鈴木 周平(大阪ツヅキグローバル)
7番・DP     山崎 泰稔(西日本シロアリ)
8番・セカンド   田中紘一郎(ダイワアクト)
9番・サード    西森  雄(トヨタ自動車)
DEFO(ピッチャー) 高橋 速水(日本体育大)


※選手交代
2回裏 高橋OUT→中島 幸紀 (ホンダエンジニアリング) IN ※投手交代
3回表 溝口OUT→塚本 正和 (日新製鋼) IN ※代打
鈴木OUT→石村  寛 (大阪ツヅキグローバル) IN ※代打
西森OUT→坂井 貴之 (USC浦安) IN ※代打
3回裏 中島OUT→飯田 邦彦 (日新製綱) IN ※投手交代
セカンドの田中がファーストに回り、代打の塚本がセカンド、石村がライト、坂井がサードの守備に入る。






■大会第2日:11月3日(金) [予選リーグ第3戦:日本 vs インドネシア]

▲2打席連続の本塁打を放つなど、大活躍の山崎


▲村里、浜口の継投で無失点に
抑えはしたが……
 予選リーグ最終戦、日本は予選リーグ・Aグループの1位通過をかけ、ここまで全勝のインドネシアと対戦した。
 先攻の日本は初回、1番・西尾の四球、2番・横山のバント安打、3番・枦山の送りバントで一死二・三塁の先制機をつかむと、ここまで2試合で4本塁打と当たりに当たっている4番・小野がレフトへ先制のスリーラン。二死後、7番・山崎にもツーランが飛び出し、この回5点を先制した。2回表には7番・山崎の2打席連続本塁打を含む長短4安打を集中し、5点を追加。3回表には5番・溝口のスリーランで3点を加え、大きくリードを広げたが、4回表は今大会初の無得点。5回表も得点なく終わった。
 守備面でも、先発・村里が3回裏に守備の乱れからとはいえ、一死満塁のピンチを招き、4回裏には代わったエース・浜口が二死二塁からライト前に運ばれ、ライト・石村の好返球に助けられ、5回裏にも先頭打者に二塁打を浴びるなど、不安を残す投球内容。大差のゲームばかりで緊張感が緩んだか、3戦全勝すべてコールド勝ちとはいえ、やや尻すぼみの試合内容で予選リーグを終了した。


1 2 3 4 5
日        本 5 5 3 0 0 13
インドネシア 0 0 0 0 0 0
※大会規定により5回得点差コールド
(日)○村里(3回)・浜口(2回)−山崎(5回)
〔本塁打〕小野、山崎(2)、溝口
〔三塁打〕坂井
〔二塁打〕枦山

◇予選リーグ第3戦(インドネシア戦)スターティングラインアップ


1番・ライト    石村  寛(大阪ツヅキグローバル)
2番・センター    横山  拓(西日本シロアリ)
3番・ショート    枦山 竜児(西日本シロアリ)
4番・DP      小野 洋平(高知パシフィックウェーブ)
5番・ファースト   溝口弘一郎(Neo長崎)
6番・レフト     鈴木 周平(大阪ツヅキグローバル)
7番・キャッチャー  山崎 泰稔(西日本シロアリ)
8番・サード     坂井 貴之(USC浦安)
9番・セカンド    塚本 正和(日新製綱)
DEFO(ピッチャー) 村里 和貴(デンソー)




※選手交代
4回表 塚本OUT→田中紘一郎 (ダイワアクト) IN ※代打
枦山OUT→西森  雄 (トヨタ自動車) IN ※代打
4回裏 村里OUT→浜口 辰也 (ホンダエンジニアリング) IN ※投手交代
代打の田中がセカンド、西森がショートの守備に入る。
5回表 鈴木OUT→西尾 健作 (西日本シロアリ) IN ※投手交代
5回裏 代打の西尾がレフトの守備に入る。






■予選リーグ戦績表

Group A
日本 インドネシア タイ ブルネイ 得点 失点 順位
日本 ○13-0 ○18-0 ○26-0 3 0 57 0 1
インドネシア ●0-13 ○10-0 ○11-2 2 1 21 15 2
タイ ●0-18 ●0-10 ○9-0 1 2 9 28 3
ブルネイ ●0-26 ●2-11 ●0-9 0 3 2 46 4
Group B
フィリピン 香港 シンガポール マレーシア 得点 失点 順位
フィリピン ○8-1 ○13-0 ○7-0 3 0 28 1 1
香港 ●1-8 ○7-2 ○13-5 2 1 21 15 2
シンガポール ●0-13 ●2-7 ○5-4 1 2 7 24 3
マレーシア ●0-7 ●3-15 ●4-5 0 3 8 27 4






■大会第3日:11月4日(土) [決勝トーナメント(1位戦):日本 vs フィリピン]

▲今大会6本目の本塁打を放った小野

▲完璧なピッチングを見せたエース・浜口
 今日から決勝トーナメントに入り、予選Aグループを3戦全勝の1位で通過した日本は、同じく予選Bグループを3戦全勝の1位で通過したフィリピンと対戦した。
 日本は2回表、4番・小野が二遊間を抜く安打で出塁。5番・枦山が送りバントを失敗し、強攻策に切り替えたがショートゴロで二塁封殺。走者が入れ替わり、6番・溝口の3球目に一塁走者が盗塁。溝口は三振に倒れ、二死となったが、7番・山崎がアウトコース主体の配球を読み切り、思い切り踏み込んで叩きつけた打球が三塁頭上を越え、二塁走者がホームイン。頼れるキャプテンの一打で日本が先手を取った。
 これで勢いづいた日本は4回表、この回先頭の3番・石村が三遊間安打。ここで今大会本塁打を量産している4番・小野がレフトスタンドへツーランを叩き込み、2点を追加。さらに5番・枦山の四球、6番・溝口のライト前ヒットで一・三塁とチャンスを広げ、7番・山崎がヒットエンドランを確実に決
め、三塁走者が生還。二死後、9番・田中が一・二塁間を破るタイムリーを放ち、この回4点を挙げ、試合を決めた。
 守っては、先発・村里が4回までフィリピン打線をノーヒットに抑えれば、5回からリリーフしたエース・浜口は一人の走者も許さぬパーフェクトピッチング。全勝対決を制し、一足先にファイナル進出を決めた。
 日本に敗れたフィリピンは敗者復活戦に回り、香港との死闘を制し、3位以上を確定させ、世界選手権出場権を獲得したインドネシアと対戦。フィリピンとインドネシアの勝者がファイナルで日本と対戦することになる。大会もいよいよフィナーレを迎える。



  1 2 3 4 5 6 7
日      本 0 1 0 4 0 0 0 5
フィリピン 0 0 0 0 0 0 0 0
(日)○村里(4回)・浜口(3回)−山崎(7回)
〔本塁打〕小野

◇決勝トーナメント1位戦(フィリピン戦)スターティングラインアップ

1番・レフト 西尾 健作 (西日本シロアリ)
2番・センター 横山  拓 (西日本シロアリ)
3番・ライト 石村  寛 (大阪ツヅキグローバル)
4番・DP 小野 洋平 (高知パシフィックウェーブ)
5番・ショート 枦山 竜児 (西日本シロアリ)
6番・ファースト 溝口弘一郎 (Neo長崎)
7番・キャッチャー 山崎 泰稔 (西日本シロアリ)
8番・サード 坂井 貴之 (USC浦安)
9番・セカンド 田中紘一郎 (ダイワアクト)
DEFO(ピッチャー) 村里 和貴 (デンソー)

※選手交代
4回裏 田中OUT→塚本 正和 (日新製鋼) IN ※セカンドの守備に入る
西尾OUT→鈴木 周平 (大阪ツヅキグローバル) IN ※レフトの守備に入る
5回裏 村里OUT→浜口 辰也 (ホンダエンジニアリング) IN ※投手交代
坂井OUT→西森  雄 (トヨタ自動車) IN ※サードの守備に入る







■大会第4日:11月5日(日) [決勝トーナメント(ファイナル):日本 vs フィリピン]

▲先制打、5試合連続7本目の本塁打を放つなど、大活躍の小野


▲日本、4連覇! 三澤監督の身体が宙に舞った
 昨日のフィリピン戦に勝ち、一足先にファイナル進出を決めていた日本は、この日の第1試合でインドネシアに7−0と5回コールド勝ちしたフィリピンと対戦した。
 先攻の日本は初回、一死から2番・横山が四球で歩き、いきなり盗塁で揺さぶりをかける。3番・石村も四球を選び、一・二塁とした後、今大会大活躍の4番・小野が先制のツーベース。二死後、6番・溝口の故意四球(Intentional Walk/四球を申し出るだけで投球せずに一塁へ歩かすことができる)で満塁とし、頼れるキャプテン・山崎がセンター前へタイムリー。二者を迎え入れ、なお二死二・三塁とチャンスは続き、8番・坂井もセンター前へタイムリー。9番・塚本が内野安打でつないだ後、この回2度目の打席となる1番・西尾がレフト線へ走者一掃の三塁打。この回大量7点を挙げ、4回表には、4番・小野が5試合連続今大会7本目となるソロ本塁打を放ち、ダメ押し。完全に勝負を決めた。
 こうなると日本の「無失点での完全優勝」なるかが注目されたが、先発・飯田が3回まで無失点。4回からリリーフした浜口も守備陣の好守にも支えられ、5回裏二死までフィリピン打線を抑えてきたが、最後の最後に押し出しの死球。5回コールドでフィリピンを退け、無敗のまま大会4連覇は達成したものの、やや拍子抜けのフィナーレだった。
 しかし、大会全体を振り返ると、対戦相手のレベルはともかく、日本の試合運びは盤石だった。5試合すべてに本塁打を放ち、MVPを獲得した「若き主砲」小野の活躍。今大会首位打者を獲得したキャプテンの山崎。初代表に抜擢され、1番に定着した西尾。好守に溌剌としたプレーを見せた田中など、新戦力の台頭もあった。また、それに刺激を受けた中堅どころも負けじとプレーし、相手がどうこうではなく、自分たちの力を最大限に発揮しようという意欲と活気がチームには満ちていた。
 欲を言えば、投手陣でベテラン・飯田、エース・浜口、安定感抜群の村里に続く、中島、高橋の登板機会が少なく、また相手打線の力量的なものもあり、十分な国際経験になりえなかったことだけが残念ではあったが、2009年の世界選手権へ向け、確かな手応えと現状の課題をつかみとった大会であったことは間違いない。
 その一方で、女子ソフトボールのオリンピック競技への復帰、加えて男子ソフトボールのオリンピック競技入りを本気でめざすなら、アジア全体のソフトボールのレベルアップ、さらなる普及を図ることが急務であることを痛切に感じさせた大会でもあった。そのために日本の果たすべき役割は非常に大きなものがある。ただアジアで勝てばよいという時代は終わった。真の意味でアジアのリーダーたることが今、求められている。


1 2 3 4 5
日      本 7 0 0 1 0 8
フィリピン 0 0 0 0 1 1
※大会規定により5回得点差コールド
(日)○飯田(3回)・浜口(2回)−山崎(5回)
〔本塁打〕小野
〔三塁打〕西尾
〔二塁打〕小野

◇決勝トーナメント ファイナル(フィリピン戦)スターティングラインアップ

1番・レフト 西尾 健作 (西日本シロアリ)
2番・センター 横山  拓 (西日本シロアリ)
3番・ライト 石村  寛 (大阪ツヅキグローバル)
4番・DP 小野 洋平 (高知パシフィックウェーブ)
5番・ショート 枦山 竜児 (西日本シロアリ)
6番・ファースト 溝口弘一郎 (Neo長崎)
7番・キャッチャー 山崎 泰稔 (西日本シロアリ)
8番・サード 坂井 貴之 (USC浦安)
9番・セカンド 塚本 正和 (日新製綱)
DEFO(ピッチャー) 飯田 邦彦 (日新製綱)

※選手交代
4回表 溝口OUT→田中紘一郎 (ダイワアクト) IN ※代打
4回裏 飯田OUT→浜口 辰也 (ホンダエンジニアリング) IN ※投手交代
西尾OUT→鈴木 周平 (大阪ツヅキグローバル) IN ※レフトの守備に入る
代打・田中がファーストの守備に入る。
5回表 坂井OUT→西森  雄 (トヨタ自動車) IN ※代打
5回裏 代打・西森がサードの守備に入る。







第8回アジア男子ソフトボール選手権大会代表選手

No. ポジション 氏 名 所 属 先 支 部
1 投手 飯田 邦彦 日新製鋼 広島県
2 高橋 速水 日本体育大学 東京都
3 中島 幸紀 ホンダエンジニアリング 栃木県
4 浜口 辰也 ホンダエンジニアリング 栃木県
5 村里 和貴 デンソー 愛知県
6 捕手 小野 洋平 高知パシフィックウェーブ 高知県
7 山普@泰稔 西日本シロアリ 鹿児島県
8 内野手 坂井 貴之 USC浦安 千葉県
9 田中紘一郎 ダイワアクト 佐賀県
10 塚本 正和 日新製鋼 広島県
11 西森  雄 トヨタ自動車 愛知県
12 枦山 竜児 西日本シロアリ 鹿児島県
13 溝口弘一郎 Neo長崎 長崎県
14 外野手 石村  寛 大阪ツヅキグローバル 大阪府
15 鈴木 周平 大阪ツヅキグローバル 大阪府
16 西尾 健作 西日本シロアリ 鹿児島県
17 横山  拓 西日本シロアリ 鹿児島県
 
  ヘッドコーチ 三澤 博巳 ホンダエンジニアリング  
  アシスタント
コーチ
永吉 慎一 西日本シロアリ