指導者の方々へ
──ソフトボール指導者の指導対応について
 
公益財団法人 日本ソフトボール協会
会長 徳田 
   

 

 平素より本会諸事業に対し、格別のご理解とご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
 さて、既にご承知のことと存じますが、昨今「体罰」に関する問題が大きく報道されております。
 ソフトボールの指導現場においても、いかなる理由があろうと、身体的・精神的暴力行為等は絶対にあってはいけません。
 この機会に、皆で今一度“スポーツ指導”のあり方を考えましょう。“スポーツ指導”とは本来どうあるべきか。そして、指導者は選手たちに何を教え、伝えなければならないのか。私は今こそ、指導者全員がこれを真に受け止め、“スポーツ指導”のあり方を見直し、「原点」に立ち返らなければならないと感じています。「勝利をめざし、ひたむきに努力を重ね、何事も全力でプレーする! そして最後まで決して諦めない!!」スポーツのそういった姿は、何よりも人々に感動や勇気を与えます。現代スポーツにおける過剰な勝利至上主義が「体罰」や「暴言(パワーハラスメント)」を生み出してしまっているこの現状を、私たちは改めて深く受け止めなければならないのです。
 どうか、ソフトボール指導者の皆さんは「安全に、正しく、楽しく」をモットーに、選手との「信頼関係」を築きながら指導にあたってください。
 平成23年7月に行われた(公財)日本体育協会・(公財)日本オリンピック委員会創立100周年記念事業シンポジウムで採択された「スポーツ宣言日本 〜21世紀におけるスポーツの使命〜 」にあるように、スポーツは、運動の喜びを分かち合い、感動を共有し、人々の絆を培い、共に生きる喜びを広げ、生活を豊かで味わい深いものにするものです。
 今、スポーツに携わる者には、様々な面で真に「資質の向上」が求められております。ソフトボール指導者も例外ではありません。そのためにも、地域をはじめ、ソフトボール活動における環境の中で、【相手を不快にさせたり、尊厳を傷つけたり、不利益を与えたり、脅威を与えるパワー・ハラスメント、セクシャル・ハラスメントやいじめ】といった他者に対する発言・行動等は、断じて許してはならないのです。我々(公財)日本ソフトボール協会としましても、このようなことがおきないよう、組織を挙げて協会運営を推進させていく覚悟です。
 つきましては、関係各位はじめ、ソフトボールに携わるすべての方々へ、競技、日常生活の場等にかかわらず、ソフトボールに携わる者として「責任ある行動」と「自覚」を持つよう、指導を徹底されますようお願い申し上げます。